上高地のタカネキマダラセセリ

上高地のタカネキマダラセセリ
高山蝶の4ページ目としてタカネキマダラセセリの生態を紹介します。タカネキマダラセセリは、幼虫時代イワノガリヤスというイネ科植物のみを食べ、厳しい冬を2回越します。南北アルプスの1600m以上のごく一部に生息する非常に数の少ない蝶です。キマダラセセリと比べて、何となく気品が感じられるのは、その数の少なさ、舞台のすばらしさから来る欲目というものでしょうか。私は、北アルプスの生息地に何度か足を運びましたが、なかなか出会えませんでした。最初に会えたのは1995年、そのときはわずか1匹のみ。そして、2006年に、つかの間の梅雨の晴れ間をねらって夜行日帰りという強行スケジュールで上高地の山を登り、幸いにしていろいろなシーンに巡り会うことができました。ここではそのときの様子を紹介します。　この地区の高山蝶は全て採集禁止です。人を寄せ付けない高山の広大な草地に生息しているので、採ったからといって絶滅することはないでしょうが、やはり野に置けというのと同じで、そのけなげな姿を高山の最高の舞台で見るチャンスを多くの登山者から奪うというだけでも、それが好ましくない行為だと思います。ただしカメラマンも、熱中するあまり、植物を傷めたりすることのないように最大の注意を払わなければなりません。　小さい写真は、写真をクリックすると、別窓で高画質画像が開きます。　なお、ブラウザで、「セキュリティ保護のためアクティブコンテンツは・・・・」、などと表示されることがありますが、クリックして表示される「ブロックされているコンテンツを許可」をクリックしても全く問題ありません。いったんトップページに戻ることもありますが、再度アクセスすればOKです。　（→北海道の高山蝶へ　 →本州の高山蝶へ　 →上高地の高山蝶へ　 →常念岳、蝶ヶ岳の高山蝶のページへ　 →燕岳～大天井岳～常念岳の山、蝶、花のページへ）
上高地から見た岳沢（1995-07-30）一昔前の写真ですが、状況は特に変化していません。そびえたつ穂高連峰の下に広がる草地にタカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウ、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲという高山蝶が生息しています。稜線付近にはタカネヒカゲもいます。写真下部に見える白い部分は雪ではなくガレた岩で、その右側に登山道があります。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ
岳沢ヒュッテ付近（2200m）からみた穂高連峰（2006-07-22）上高地から登って約2.5時間でここまで来ます。この近くから奥穂高岳方向をみると、その迫力に圧倒されます。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ（頭部）	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ（頭部）
岳沢ヒュッテ付近（2200m）からみた草原（2006-07-22）上高地から登って2.5時間でここまで来ます。この近くから西穂高岳方面をみると、多くの沢があり、その周りが草原になっていて、タカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウ、クモマベニヒカゲなどが生息しています。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？上で日光浴／占有行動するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？上で日光浴／占有行動するタカネキマダラセセリ（ピンぼけ）	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？の出たばかりの穂

長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日交尾中のタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日交尾中のタカネキマダラセセリ
岳沢からみた上高地（2006-07-22）このページの最初の写真と逆に、岳沢から上高地を見たものです。眼前にそびえるのは六百山です。下に流れる梓川や小梨平が見えます。赤い屋根はホテルなどで、河童橋のあるところです。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日シロバナグンナイフウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日シロバナグンナイフウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ

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上高地のタカネキマダラセセリ
高山蝶の4ページ目としてタカネキマダラセセリの生態を紹介します。タカネキマダラセセリは、幼虫時代イワノガリヤスというイネ科植物のみを食べ、厳しい冬を2回越します。南北アルプスの1600m以上のごく一部に生息する非常に数の少ない蝶です。キマダラセセリと比べて、何となく気品が感じられるのは、その数の少なさ、舞台のすばらしさから来る欲目というものでしょうか。私は、北アルプスの生息地に何度か足を運びましたが、なかなか出会えませんでした。最初に会えたのは1995年、そのときはわずか1匹のみ。そして、2006年に、つかの間の梅雨の晴れ間をねらって夜行日帰りという強行スケジュールで上高地の山を登り、幸いにしていろいろなシーンに巡り会うことができました。ここではそのときの様子を紹介します。　この地区の高山蝶は全て採集禁止です。人を寄せ付けない高山の広大な草地に生息しているので、採ったからといって絶滅することはないでしょうが、やはり野に置けというのと同じで、そのけなげな姿を高山の最高の舞台で見るチャンスを多くの登山者から奪うというだけでも、それが好ましくない行為だと思います。ただしカメラマンも、熱中するあまり、植物を傷めたりすることのないように最大の注意を払わなければなりません。　小さい写真は、写真をクリックすると、別窓で高画質画像が開きます。　なお、ブラウザで、「セキュリティ保護のためアクティブコンテンツは・・・・」、などと表示されることがありますが、クリックして表示される「ブロックされているコンテンツを許可」をクリックしても全く問題ありません。いったんトップページに戻ることもありますが、再度アクセスすればOKです。　（→北海道の高山蝶へ　 →本州の高山蝶へ　 →上高地の高山蝶へ　 →常念岳、蝶ヶ岳の高山蝶のページへ　 →燕岳～大天井岳～常念岳の山、蝶、花のページへ）
上高地から見た岳沢（1995-07-30）一昔前の写真ですが、状況は特に変化していません。そびえたつ穂高連峰の下に広がる草地にタカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウ、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲという高山蝶が生息しています。稜線付近にはタカネヒカゲもいます。写真下部に見える白い部分は雪ではなくガレた岩で、その右側に登山道があります。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日オオヒョウタンボクで吸蜜するタカネキマダラセセリ
岳沢ヒュッテ付近（2200m）からみた穂高連峰（2006-07-22）上高地から登って約2.5時間でここまで来ます。この近くから奥穂高岳方向をみると、その迫力に圧倒されます。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ（頭部）	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日タカネニガナで吸蜜するタカネキマダラセセリ（頭部）
岳沢ヒュッテ付近（2200m）からみた草原（2006-07-22）上高地から登って2.5時間でここまで来ます。この近くから西穂高岳方面をみると、多くの沢があり、その周りが草原になっていて、タカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウ、クモマベニヒカゲなどが生息しています。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？上で日光浴／占有行動するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？上で日光浴／占有行動するタカネキマダラセセリ（ピンぼけ）	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日イワノガリヤス？の出たばかりの穂

長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日交尾中のタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日交尾中のタカネキマダラセセリ
岳沢からみた上高地（2006-07-22）このページの最初の写真と逆に、岳沢から上高地を見たものです。眼前にそびえるのは六百山です。下に流れる梓川や小梨平が見えます。赤い屋根はホテルなどで、河童橋のあるところです。
長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日シロバナグンナイフウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ	長野県安曇郡上高地周辺 2006年7月22日シロバナグンナイフウロで吸蜜するタカネキマダラセセリ

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