種別 生態写真と解説
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。
写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。

ツマグロヒョウモン 2 卵からの飼育

路傍のスミレに産卵するのをを観察しました。その卵を持ち帰り、スミレで3齢まで飼育しました。
ツマグロヒョウモンの産卵
2003年10月30日
兵庫県尼崎市御園


このページの下の方に示す、幼虫が多く見つかる道路脇のスミレに、産卵しています。大きな葉には産まず、このような小さな葉の裏に1卵産み付けました。

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ツマグロヒョウモンの卵
2003年10月30日
兵庫県尼崎市御園


上の写真で示した産卵のときの卵です。

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ツマグロヒョウモンの卵(孵化直前)
2003年11月4日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育


4日後、卵の上部が黒くなり、中の幼虫が成長していることがわかります。

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ツマグロヒョウモンの幼虫(1齢)
2003年11月5日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育


卵が黒くなった翌日、幼虫が出てきました。

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ツマグロヒョウモンの幼虫(1齢)
2003年11月6日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育


1齢幼虫が、スミレの葉を食べたら、少し緑色になりました。

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ツマグロヒョウモンの幼虫(2齢)
2003年11月10日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育


2齢になり、毛から棘に変わりました。

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ツマグロヒョウモンの幼虫(3齢)
2003年11月13日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育


3齢になりました。このあと逃がしました。

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ツマグロヒョウモンの幼虫(終齢)
2003年12月6日
兵庫県尼崎市御園 産
大阪市淀川区飼育→
の野生スミレに放置


終齢になったので近所の野生スミレに置いて1週間後です。放置前はスミレの葉がほとんど残っていたのに、ごらんのように、スミレの葉がかなり食べられていて、12月でもかなり活動しているのがわかります。蛹などの形態は、ツマグロヒョウモン1で見てください。

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ツマグロヒョウモンの生息環境と幼虫(終齢)
2003年8月5日
兵庫県尼崎市御園


上とは違う日ですが、生息環境です。会社の周りを散策中に見つけたスミレ類と終齢幼虫です。2車線のあまり車の通らない舗装道と細い溝の間に豊富にスミレが生えていました。
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ツマグロヒョウモンの産卵(スミレ類)
2016年6月19日
大阪市淀川区宮原


住宅、店舗、事務所などの立ち並ぶ一角の道路脇です。このスミレ類の株や近くの1cm程度の小株に盛んに産卵行動していましたが、卵は3個しか見つけられませんでした。小株に2個、大株の葉裏に1個です。これらを持ち帰り飼育することにしました。
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↑産卵後3時間後

↑産卵後33時間後

↑産卵後33時間後

↑産卵後3日後
ツマグロヒョウモンの卵(スミレ類)
2016年6月18、19、22日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


大株のスミレ類の葉裏に産まれた卵です。3日で孵化前兆を示しました。
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孵化後間もないツマグロヒョウモンの幼虫(1.8mm)
2016年6月22日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


産卵後3日で孵化しました。
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孵化後成長したツマグロヒョウモンの幼虫(1齢、3.5mm、スミレ類)
2016年6月23日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


成長すると模様が出てきました。餌は、道端に生えている種名不明のスミレ類のまだ芽を伸ばしたばかりの柔らかい葉を与えています。
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脱皮後成長したツマグロヒョウモンの幼虫と食痕(2齢、5.7mm、スミレ類)
2016年6月25日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


2齢になると毛というよりは棘になります。棘に毛が生えた感じです。
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脱皮後成長したツマグロヒョウモンの幼虫(3齢、6.3mm、スミレ類)
2016年6月27日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


3齢になると背中の筋も明瞭になりました。
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摂食中のツマグロヒョウモンの幼虫(4齢、16.6mm、スミレ類)
2016年6月30日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


4齢になると背中の筋も赤くなりました。
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脱皮後成長したツマグロヒョウモンの幼虫(4齢、25.0mm、スミレ類)
2016年7月2日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


4齢でだいぶ大きくなりました。
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脱皮後成長したツマグロヒョウモンの幼虫(5齢(終齢)、42.5mm、スミレ類)
2016年7月4日 撮影
静岡市駿河区 飼育
大阪市淀川区宮原 産


5齢で終齢です。どんどん食べてどんどん大きくなりました。
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